民生児童委員協議会例会で、一宮市から出前講座を受講しました。
2月16日13:30から毎月行われる民生児童委員協議会の例会がありました。今回は最初の30分間で出前講座が開催され、「最後まで自分らしく過ごすための方法」をテーマに、かとうファミリークリニックの加藤孝記先生の話でした。
現在病院に入院した人の7割の方が、自宅に帰られます。(新型コロナの関係で特に増えている)訪問看護や在宅医療が以前より進んで来て、もちろん病院に残る人や、介護施設に帰る方もいますが、基本病院は看取りの場所では無く、本人も在宅治療を望むことが多いようです。
これからは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)と言って万が一の時に備えてどのような医療やケアを望んでいるかについて、本人、家族、信頼のおける人や、医療、介護従事者達が、あらかじめ話し合うことが大事だそうです。
いつまでも、元気で自分らしくいるためには、脳の適度の刺激が大事で、笑い、楽しみ、少し複雑な作業、多世代との交流をしながら、受け身でなく、能動的、主体的に動くことが大切なようです。
誰の人生にも老い、最後があり、治療の止め時があります。その日が来るまで、なるべくなら病気にならない様にして、住み慣れた町で、人との交流、地域づくり、笑いと刺激のある毎日を送ることが、最後まで自分らしく過ごせることなのかなとお話を聞いて感じました。
また、「訪問医療は家族がいないと無理ですか」との質問では、独り住まいの方では、最後の看取りの時など、家族同居でないと難しい面がありますとのお話でした。
次回3月9日の例会では、「民生委員活動の基礎知識」の本を使った勉強会を予定しています。