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お宝探しから始まる地域づくり講演を受講して!

 令和5年2月23日13時~15時30分まで、尾張一宮駅ビル7階シビックホールで、一宮市社会福祉協議会主催の講座、「生活支援体制整備事業講演会」がありました。1部は基調講演会で、NPO法人全国コミュティライフサポートセンター、理事長池田昌弘氏の講演でした。2部はパネルディスカッションでした。

1部の基調講演
 池田講師の話は、一人一人が持つ多様なつながり、気にかけあう、支えたり、支えられたりの関係を育み合うことの大切さについての話でした。「お茶飲み」は元祖サロン。一宮には喫茶店でのモーニング文化があり、そこには常連さんが毎日顔を合わせ話をする場があります。これは立派なサロンの役割だそうです。また、小学生の登下校見守りは、大人が子供を見守るだけでなく、見守り隊の人が休んだ日など、帰りに家によって「今日居なかったね」と声を掛けてくれる子がいたりして、お互いを気にかけている素敵な、支え合いであると話してくれました。講師は全国を尋ねてのお宝話を、たくさん聞かせてくれました。自分たちが作る、地域の日常的な人との関わりの、1つ1つの事がお宝であり、それに気付くことの大切さを話されました。
 講師の内容は、私たち民生児童委員が日常生活の中で、身近に接していることばかりです。人と人が集まり、出会いの場はそれこそ無限にあります。そんな機会を通じ少しでも気にかけ合う地域活動に尽力していければと思いました。

2部のパネルディスカッション
 3人のパネリストが登壇されました。
①木曽川地域で「資源回収お助け隊」の活動をしている篤永代表
②丹陽地域で「森本防犯パトロール隊」の活動をしている佐々代表
③大志地域で「のわみ相談所」の活動をしている大森代表と、池田講師との対談でした。
 各々の活動内容は、高齢者、生活に困っている方、そして地域全体の方の為に、自分たちのできる事を、仲間と一緒に支援活動することが、励みでありやりがいであるようでした。地域の中には支援するのはまだしも、支援されるのが苦手の人も多いようです。他人に適度な迷惑かけながら、いつでもお互いを支え合える、そんな関係性を日頃から作っていきたいものです。